性病とは?
性病とは広義には淋病・クラミジア・カンジダからエイズやヘルペスまで、性的な接触によって感染する感染症全般を指すように使われていますが、正確には1945年性病予防法で定められた淋病(りんびょう)、梅毒(ばいどく)、軟性下疳(なんせいげかん)、鼠径リンパ腫(そけいりんぱしゅ)の4つの疾患をいいます。古くは性病を花柳病(かりゅうびょう)とも呼びました。感染経路は性的接触や輸血など医療行為、注射器の使いまわしによる血液感染。感染部位は性器内部、性器周辺、口腔、喉など。
これらの疾患は細菌によるもので、近年は減少傾向にあります。上記の細菌性疾患である性病に代わって増加傾向にある疾患がヘルペス・クラミジア・カンジダ・トリコモナス・コンジローマなどの性感染症です。
現在では性病という言葉に代わってもっと広い意味での「性感染症」という言葉が広く使われています。
性病予防法で定められている細菌性疾患
- 淋 病梅 毒
- 軟性下疳鼠径リンパ腫